ケンユウの
取り組み
医療安全に対する取り組み
平成18年の医療法改定によって薬局は医療提供施設となりました。その際、薬局における安全管理体制の整備が薬局開設者に義務付けられています。
弊社においても「地域における医薬品の供給拠点として、また、地域医療を担う医療提供施設として、地域住民の皆様の安全・安心な薬物供給に貢献する」「個々の職員が研修等を通じて医療安全に対する意識を高めるとともに、組織的に事故防止の徹底に取り組む」などを基本理念に、「医療安全管理指針」と「医薬品の安全使用のための手順書」を作成しています。
迅速かつ正確な調剤を行うとともに、患者様・ご家族様や医師をはじめとする多職種とのコミュニケーションを重視することが医療安全の確保につながると信じています。
弊社での取り組み
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お薬手帳
薬剤の記録帳として利用されているお薬手帳。実は薬剤師にとってのメリットも大きいことをご存じでしょうか?
お薬手帳には氏名・住所以外にも、アレルギー歴、病歴、副作用歴を記載する欄が必ずあります。これは薬剤師が処方箋受付時に必ず確認しなければならない項目として規定されています。患者情報を確認するためにも、薬剤師はお薬手帳を重要視しているのです。
これらのページは、ご自身またはご家族によって記載していただければ非常に助かりますが、手帳の下段には、「医師・薬剤師に記載してもらってください」と書かれていることが多いです。つまり、薬局で書いてもらってね、ということです。この重要性を理解し、ケンユウでは積極的に手帳に記載させていただいております。
何も書いていないけど、と思われても安心して薬局にお薬手帳を提示してください。服用前に薬剤師がディフェンダーとなって皆さんをお守りいたします。 -
最新の調剤機器
ひと昔前は、薬剤師の手で薬剤調整することが当たり前でした。そのため、人的ミスがなくなることはなく、その防止のための対策が次から次へと増え、その作業の方が多くなり、時間ばかりかかるようなこともありました。
現在では、QRコード入力、一包化調整、軟膏混和、散剤調整、薬剤監査、すべてがケーブル1本でつながり、人的ミスが最小限となるよう一連の流れが構築されています。これにより楽になった、では意味がなく、すべては患者さんの安全・安心のためにあります。
調剤機器の整備により、薬剤師も服薬支援に時間を十分に費やせることができるようになりました。必要な情報を十分に説明ができ、服薬の安全性が特段に向上したのです。
ケンユウでは最新調剤機器を積極的に導入することで、安心・安全な医療を提供できると考えています。ぜひそれを体験してみてください。- 監査システム
- 散剤ロボット
- 水剤ロボット
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Musubi
ケンユウでは 株式会社カケハシと共に連携し、業務改善を行ってきました。効率化によって生まれた業務のゆとりを患者さまのために使うことができるようになり、パーソナライズされた質の高い支援を行うことができるようになったと考えています。 ソーシャルネットワークサービスLINEを使用したお薬に関してのフォローアップや処方箋の事前送信なども行っています。患者さま、そのご家族、連携すべき医療従事者、そして働く職員全員にとってベストなやり方を模索していくことが、ケンユウの「挑戦創造」の精神です。
かかりつけ薬剤師制度について
かかりつけ薬剤師をご存じですか?多くの方が「かかりつけ」といえばかかりつけ医やかかりつけ歯科を想像すると思います。
平成28年にかかりつけ薬剤師制度ができました。実は以前からかかりつけはあったのですが、制度になってからまだ日が浅く、国は患者1人1人がかかりつけ薬剤師を持っていただくことで多くのメリットを感じてもらえると考えています。
ケンユウをかかりつけ薬局にするメリット
以下のような特別なサービスを毎回受けることができ、ご自分に適した薬剤師を選択できます。
- 1 安心して薬を使用していただけるよう、使用している薬の情報を一元的・継続的に把握します。
- 2 お薬の飲み合わせの確認や説明などは、かかりつけ薬剤師が毎回担当します。
- 3 開局時間内/時間外を問わず、お問い合わせに応じます。
- 4 調剤後も必要に応じてお薬に関するご連絡を差し上げます。
- 5 飲み残したお薬、余っているお薬の整理をお手伝いします。
- 6 在宅での療養が必要となった場合でも、継続してお伺いすることができます。
ケンユウではとくに④の調剤後のフォローアップに力を入れています。ソーシャルネットワークサービスLINE™を利用して患者さんと常につながり、副作用や困りごとに対し速やかに対応できるサービスを行っています。
これにより、薬局内で聞き忘れたこと、心配になったことを後からでも確認でき、事前に対応することが可能となります。
さらに、処方箋の事前送信やアラート機能などを活用して通院忘れを防止するなどの機能もあります。是非お近くの店舗でご相談いただき、ご活用ください。
在宅医療について
クリーンベンチ
医療の高齢化が進む中、在宅での見取り率はまだまだ低く、医療経済から見れば、自宅での見取りのほうがはるかに安価であり、アンケートからもそれを望む傾向は高いことが示されています。
ケンユウ薬局においても、訪問業務は8割の薬局で実績を作ってきました。社会や患者ニーズに早期に反応し、対応できる人財がいることが強みです。そのための資材がケンユウには十分にそろっています。特に終末期医療や緩和ケア医療に対応する為に、2021年には、卓上型ではありますが、クリーンベンチも配置することができました。これも高度医療に対応できるよう、積極的に導入しました。